たちこめるにおい 染まる羊毛 4年生 草木染め
「先生、なんのにおい?」
図書室に行こうとしていた2年生に尋ねられました。
「なんのにおいだと思う?」
「分かんない。でも、変なにおい…」
「4年生に聞いてごらん。きっと教えてくれるよ。」
今日は、本館全体が独特の苦みのあるにおいに包まれました。
4年生の生活科の活動、羊毛の糸の染色です。
5月の西湖湖畔学校。その時に子どもたちが刈ってきた羊の毛。
学校で洗って、繊維をそろえ、それを糸につむぎました。
先週は、ばいせん剤をしみこませ、色をつきやすくしました。
今日は学校の草木で色をつけるのです。
においの正体は、学校の木の葉っぱを煎じているにおいです。
子どもたちが使った葉っぱは、青桐、いちょう、夏みかん、くまざさ、びわどくだみ、うめなどなど
どれも校内にあるものです。
葉の種類とばいせん剤の組み合わせで、染まる色は変わってきます。
緑の葉っぱを煎じた深い緑の液体から、思わぬ色の糸ができました。
まだまだ羊の毛を使った活動は続いていきます。