桐朋学園小学校

桐朋だより

2020年度になりました

先週、国立でも桜が見頃を迎えました。教員室では、

「今年もいつも通り桜が咲いてホッとしたよ。」

という言葉が。

「いつもであれば」という言葉がどうしても出てしまいがちな今日この頃ですが、いつもと同じことも、きっとあるはずです。

みなさんと会える日を心待ちにしています。

春の色

不安が膨らむ状況に苛立ちを抱えずにはいられない自分を諫めようと思う日々です。

4月からの準備を進めようと学校に出勤すれば、そこには毎年の春と変わらず芽吹き咲き出した春の花たちと出会うことができます。

ただそこに咲く。

そんな心持ちになれるよう、今できることや、再会するみんなといっしょにしたいことへの準備を静かに重ねていきたいと思います。

いつもみんなのことを考えています。

みんなの持ち前のやさしさが、今も発揮されていますように。

新しい友だち

飼育小屋に新しい友だちが来ました。

2羽のかわいいかわいいうさぎです。

まだ、慣れていないようで、近づくとすぐにうさぎ小屋の下にもぐってしまいます。

みんなが登校するころには、学校に慣れてくれるかな。

はじめは大きな声などは出さず、そっと見守ってあげましょう。

会える日を楽しみにしていてください。

春休み中の飼育活動は、私たちで行っています。

さつきもチャボも元気です。

胸を張り 前を向いて 6年生 卒業式

16日月曜日に卒業式が行われました。

保護者の方々、そして教員で6年生の卒業を祝いました。

例年とは違う形の卒業式となりましたが、例年以上に心をこめた卒業式にしようと、講堂にいる人たち全員が思っていました。

そして、今回は参加できなかった在校生のみんなも、それぞれの場所で6年生を送る気持ちを持っていたことでしょう。

卒業生のみなさんへ

やり残したことを完成させる機会は必ず作ります。

だから今は、胸を張って、前を向いて、泣き顔は微笑みに変え、新しい1歩を踏み出してください。

まぶしいくらい清々しい君たちには、希望が似合います。

卒業、おめでとう。

“ Hello! ” E.C.交流会 5年生

今日は5年生のE.C.交流会の日です。

“ Hello! ”

今日は来てくださったネイティブの講師の方々が、アクティビティを用意してくれました。

英語で指示を受けます。

身振り手振りを交えながら、知らない単語が出てきたときは、前後の言葉から想像しながら、アクティビティに挑みます。

中には目隠しをするものもあって、思わず声があがります。

楽しい体験が普段使う機会の少ない英語を話すハードルを下げていきます。

“ Good bye! See you again! ”

はじめのあいさつより、親しみを込めた子どもたちの声が聞こえました。(2/25)

SPORTS Fes. 5・6年生体育委員

2月後半の体育館では、みんなの歓声が響いていました。

普段の休み時間は学年それぞれの遊びに使われている体育館。

でも、この期間は5・6年生の体育委員が考えたスポーツの祭典「SPORTS Fes.」が開かれていたのです。

彼らが工夫し考えだした競技はなかなか難しい。

何度も挑戦している人もいました。

がんばる下級生に、うまくできるよう助ける体育委員が頼もしく見えました。

私も挑戦です。

結果は…

結果はどうであれ、楽しい時間を過ごすことができました。

体育委員のみんな、ありがとう。

みんなで跳ぼう 大縄大会 児童会朝礼

2月最後の児童会朝礼は大縄大会でした。

クラスごとに行ういつもの大縄大会ではなく、この日は学級委員の子どもたちが工夫をこらした大縄大会となりました。

それは、2つの学年いっしょにひとつの大縄をとぶのです。

1年生は3年生と、2年生は5年生と、4年生は6年生と、それぞれチームを作って、指定の跳び方をします。

「がんばれー!」

「だいじょうぶ、ほら、もう一度!」

「すごーい!」

いろんな声がかかります。

これが2019年度最後の、全校のみんなが集まる機会となりました。

笑顔の児童会朝礼 大縄大会でした。(2/27)

みんなへ

突然の3学期の修了日から、明日で1週間になります。

みんなは、この1週間をどんな気持ちで、どんなふうに過ごしていたのでしょうか。

私たち教員は、突然の休校への対応で、みんながばたばたとあわただしく忙しく働いていた1週間でした。

もしかしたら、わざと忙しくふるまっていたのかもしれません。

そうでもないと、強い気持ちが押し寄せてくるからです。

週のはじめの朝、いつも通りにチャイムが鳴りました。

それを聞いたある先生が、言いました。

「このチャイムが聞こえたら、外に出て、『体操だよ。並びましょう。』って子どもたちに声をかけるんですよね。」

その先生は、みんなのいないグラウンドを見て、寂しそうに言いました。

「チャイム、切りませんか?子どもたちのことを考えてしまいます。」

私はわざとチャイムのスイッチを切っていませんでした。

なるべく、いつもの通りの学校にしていたかったからです。

でも、チャイムのスイッチを切ることにしました。

チャイムのスイッチを切るときに、みんなのことを思いました。

みんなはこの1週間をどう過ごしましたか。

思いがけず、長い春休みになりました。

ぜひ、普段は手にとらなかった本に手を伸ばしてみてください。

会いたい友だちとは会えなくても、本のなかの登場人物との出会いを楽しんでください。

課題が出ている学年もあるかもしれません。

分からない問題はもちろん、すぐにできそうな問題でも、いつもより遠回りして解いてみてください。

じっくりのんびり考え、寄り道することで見えてくる景色があるかもしれません。

それから、家族や身近な人との会話をいつもよりたくさんしてみてください。

近くに居すぎると、よく見えるようで、実は見えなくなることもあります。

身近な人ほど、たくさん会話することで新しい発見ができることでしょう。

人だけではありません。

心の中に発見のメガネをかければ、身近な場所でも、新しい発見があるはずです。

私もそうやって、発見のメガネをかけて過ごそうと思います。

実はこの1週間で、もう大きな発見がありました。

それは、きっと私たちは離れていても、お互いのことを考えているんだという発見です。

あの先生が、8時30分のチャイムを聞いたとき、みんなのことを思ったように、きっと同じ時間に「体操の時間だ」と考えた誰かがいたことでしょう。

時計の針が10時20分を指せば、「本当は今から20分休みだったのにな。みんなとサッカーしたいな。」と思う人が、きっといっぱいいるのだと思います。

あなたが誰か友だちのことを思い浮かべているときは、きっと誰かがあなたのことを思い浮かべています。

私たちもいつもみんなのことを考えています。

学校は休みでも、私たちはきっとお互いを思い合っています。

それがこの1週間での私の発見です。

ぜひ、この長い春休みが明けたら、みんなの発見を聞かせてください。

私はそれを楽しみに過ごしたいと思います。

桐朋学園小学校の子どもたちには笑顔が似合います。

どうか笑顔で過ごしてください。

演じ、伝えること 発表会 後編

発表会、いよいよ5年生の出番です。

5年生は、両クラスとも創作劇。

自分たちで台本を書きました。

それだけでなく、演出、照明、音響も自ら行います。

 

1組は「不思議な裁判~鬼と四人の子どもたち~」。

彼らの演じる先生たちの恐いこと恐いこと。

あんな先生にはなりたくないと心から思いました。

力でおさえつけてくる先生たちに、力でやり返すのではない方法を考えるシーンが印象的でした。

先生と鬼、子どもたちとの裁判に、最後に現れた桃太郎に、会場は興奮に包まれました。

鬼と桃太郎は素敵な関係を築いていたのですね。

そういえば、もとの先生はどこへ行ってしまったんだろう。

 

2組は「忘れ去られた君とぼく~大切なもの~」。

不思議な話のはじまりから、中盤で話が急展開を見せます。

まさか主人公が、周りの友人だけでなく、家族からも見えない存在になるなんて。

見ていた低学年から悲鳴が聞こえてきました。

実は私も舞台袖で悲鳴をあげました。だって怖かったんですもの。

でも、舞台上の子どもたちは怖さに立ち向かっていきます。

そして最後には心が温められました。

なんて怖くて、なんて優しい話だったでしょうか。

 

保護者のみなさまには、急なお願いにご協力いただきました。

ありがとうございました。

「桐朋だより」について

学校が突然の休校となり、あれだけにぎやかだった学校が静まりかえっています。

私は今、とても寂しい気持ちでいます。

みんなは今、どんな気持ちで過ごしているのでしょうか。

ずっと気になって考えています。

何をどう伝えるか迷いました。

何も伝えないことも考えました。

でも、このページでは、これまで通り、みんなの日々を紹介していきたいと思います。

伝えたいみんなの姿がまだまだたくさんあるのです。

みんなとのこれからの日々がまた始まることを心待ちに、これまでの日々を伝えていきたいと思います。

 

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