桐朋学園小学校

桐朋だより

イノーベーターに出会う 後半 4年生

4年生社会科は「イノベーターに出会う」授業の後半。

2回の授業で4人の社会をより良くしようとする大人に出会いました。

 

藤原理奈さんは、自分が幼少から親しんだバレエ、ダンスのすばらしさをより広めるため、ダンサーを支える会社を経営する若き社長です。

昆虫食を広めるために様々な活動をしている「地球少年」篠原祐太さん。

はじめは驚いていた子どもたち。でも、丁寧に情熱的に語る姿に、子どもたちもひきこまれていきました。

自分の「好き」を大切にし、それを追い求め、仕事とした2人の姿に、子どもたちも自分の「好き」を思い浮かべていたようです。

「台所探検家」岡根谷実里さんは、世界各国の台所に入り、家庭料理を習うことから文化や歴史を学び、日本の人々に紹介する活動をしています。

その目的は、国々の食から、多様性と同時に普遍性を見出すことで、互いの理解を深めることにあるように感じました。

川岸亮造さんは、OFICCE DE YASAIというサービスを展開する会社を経営しています。

新鮮な野菜や果物を食べやすいパッケージにし、オフィスに運びます。

働く人が健康的な食生活を送ることで、社会が活発になることを目指しています。

「2人とも「食」に関することだ」という意見が子どもから出されました。

そして、「人を幸せにしようとしていることもいっしょだ」という意見も。

 

ああ、納得です。

3回の授業で、6人の社会をより良くしようとする大人と子どもたちは出会いました。

事業、活動は様々でしたが、その先に、「人々の幸せ」があることは共通だったように思います。

この授業をヒントに、子どもたちも「社会をより良くするアイデア」を考えます。

「社会をより良くするとは?」その問いから始めましょう。

発表会に向けて 1・3・5年生

来週の金曜日・土曜日は、いよいよ発表会本番です。

劇を上演する1・3・5年生は、一生懸命に練習を重ねています。

今日はリハーサル。

どのクラスもがんばっていましたが、ここから一週間で、きっとさらによい劇に仕上がっていくのでしょう。

とても楽しみです。

写真は少し前の練習の光景です。

地域別グループの集まり 集団下校

広い地域から子どもたちが通う本校には、通学の経路ごとの18のグループがあります。

今日はその地域ごとのグループでの話し合いと集団下校の日でした。

1年生から6年生まで縦割りでグループに分かれていきます。

まずは話し合い。

普段の登下校路で気になることや、歩き方など気にしなければいけないことについて、意見を出し合います。

今回は、雪の日に注意しなくてはならないことが、どのグループでも挙げられたようです。

 

その後は集団下校。

クラブ活動が控えている5・6年生のかわりに、4年生がグループのリーダーとして、先頭を歩いて帰路につきます。

ちょっと緊張しているけれど、いつもよりりりしい顔つきで、4年生が下級生を連れ学校を出発していきました。

 

登下校路は公共の場です。

ふさわしいふるまいについて、これからも考える機会をもっていきます。

イノベーターに出会う 4年生

4年生社会科では、郷土の発展につくした人として、多摩川上水をひいた玉川兄弟について学びました。

この日の授業では、今、社会をよりよくしようとしている現代の玉川兄弟として、若き起業家である井上雄介さん、須知高匡さんを招き、ご自身の事業と目指す社会についてお話をしてもらいました。

井上さんは、ダチョウが作る抗体を食品に添加することで花粉症などを減らしていくことを目指しています。

また、冬に目の当たりにしたインドの貧困を解決するため、新たにテーラーメイドのスーツを作る会社も立ち上げました。

須知さんは、より快適で安全な交通手段として、自走型のロープウェーの開発をしています。

さらに、最大の目標として、宇宙エレベーターの開発を挙げています。

 

夢のようなことを、しっかり現実に手繰り寄せようと、ひたむきに楽しそうに努力している大人の話は、子どもたちにどう響いたでしょうか。

「私たちひとりひとりには、社会をよくしていく力がある」そんな実感を少しでも持てたならうれしいです。

現代の玉川兄弟に出会う学習は、来週も続きます。(1月29日)

なぜ?から始まること 1年生 氷の学習

朝が来ました。

いつもは中庭で遊んでいる1年生が、とびだすようにグラウンドに出てきました。

一目散にグラウンドの端まで走っていきます。

しゃがみこんで、何やら見ています。

いっしょにしゃがんでみると

「えー!なんで?」

「こんなに寒いのに!」

「どうしてだろう?」

そんな声が聞こえてきます。

昨日のうちに、水を張った容器をグラウンドのあちこちに置いていたみたい。

ゆうべは雪も降るくらい寒かったから、みんな氷になっていると期待していたのです。

「葉っぱのベッドがあったかかったのかな。」

「田んぼは今日もこおっているよ。」

「畑にしもばしらはたくさん出ているよ。」

「なぜだろう?」

なぜ?から始まることを大切にしていきたいです。

 

と、まとめましたが、実は私も、なぜ田に張った水はこおり、容器に入れた水がこおらないのか、そのわけが分かりません。

子どもといっしょに考えていきたいと思います。

風の子たち

桐朋学園小学校の週のはじめ、月曜の朝は、片岡校長の話から始まります。

でも、遊ぶことが大好きな子どもたちは、朝礼の前からグラウンドや中庭に出て遊び始めます。

今朝も、教員室の窓から、外で元気に遊ぶ子どもたちの姿が見えました。

思わずカメラを持って外に出ました。

が、寒い。上着をとりに戻って、もう一度意を決して外へ。

 

サッカーをする子たち。

背の高い鉄棒にチャレンジする子たち。

中庭のアスレチックで遊ぶ子たち。

翌春の出番を待つ水田の水面に張った氷をとろうとする子たち。

 

子どもたちは風の子だと、冬の朝の寒さのなかでも、笑顔で遊ぶ姿を見て思います。

 

風の子たち、風邪をよばぬよう、手洗いうがいはしてくださいね。(1/28)

 

口のなかいっぱいに広がるりんごの香り 3年生 アップルケーキづくり

調理室からいいにおいがただよってきました。

先週の4年生のやきそばづくりとはちがい、今日はあまーいにおいです。

3年生がアップルケーキをつくっています。

 

オーブンのなかでアップルケーキがおいしく焼かれていきます。

思わずのぞきこむ子どもたち。

鼻をふくらませて、あまいかおりを楽しんでいます。

 

アップルケーキにはりんごがぎっしりつまっています。

自分たちでナイフを使って皮むきをしました。

 

刃物をあつかうことに、こわさを感じる子もいます。

でも、生活のなかで大切な経験だと考えます。

おいしさが、体験を前向きなものにしていくと、子どもたちの表情が教えてくれました。

 

国際理解教室 イラン 4・5・6年生

今日は国際理解教室が開かれました。

イランで育ったクルド人のビナさんを招いて、イランの文化、自然、学校での過ごし方などについてお話しをうかがいました。

イランには緑が多い場所もあれば、なんと70.7℃という気温を記録したこともある砂漠もあるそうです。

学校での子どもたちの生活も違いがありました。

学校におかしや軽食をあつかう売店があり、休み時間に子どもたちが自由に買うことができるという話には、「いいなー」といううらやましがる声があがりました。

逆に1時間の授業が90分と聞いたときには、「えぇ!そんなに長いの!?」という驚きの声。

 

国や場所によってさまざまな違いがあります。

違いをおたがいに尊重し、多くの違いが受け止められることが豊かさだと考えたいですね。

目に見えないものを集めよう 2年生

「目に見えないけれど、ここにあって、とっても大切なものな~んだ?」

そんな問いかけから授業がスタートしました。

みなさんは、なんだと思いますか?

 

「では、それがあることは、どうしたら分かりますか?」

様々なアイデアが出されます。

 

そうして始まった、空気集め。

目に見えないけれど、とっても大切なものが、たしかにここにあることが分かりました。

 

科学的な視点も、このような体験を通して養われていきます。

香ばしいにおいに包まれた学習 4年生 やきそば作り

調理室のとびらのガラス窓から、三角布とエプロンをつけた4年生の姿が見えます。

こういう日のお昼は私たち教員も楽しみです。

なぜならおすそわけがあるから。

もれてくる香ばしいにおいに、おなかは減るものの、楽しみな気持ちはふくらませて待っていました。

 

しかし、今日はおすそわけがほとんどありませんでした。

なんとかたどりついたひと口を食べて納得。

子どもたちが全部たいらげてしまいたくなる、おいしいおいしいやきそばが出来上がっていました。

 

野菜のビタミン、豚肉のタンパク質、めんの炭水化物。

栄養素、それぞれの野菜の切り方について学んだ、おいしい学習の時間でした。

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