桐朋学園小学校

学級委員会 2016田老訪問3日目

 

3日間お世話になった、宿泊先の「グリーンピア三陸みやこ」の船越さんからお話を伺うことができました。

避難所であった屋内多目的アリーナでの避難生活、その後の仮設住宅での暮らしについて、自らの体験を実際の場所を見せてもらいながら、説明を聞くことができました。実際の仮設住宅を見て、日々の生活の大変さを感じることができました。

 

いつもかりんとうを送ってもらっている「田中菓子舗」の工場見学をしました。御主人の田中和七さんから、かりんとうの製造工程を聞き、うずまき型のかりんとうについて詳しく知ることができました。また、田中和七さんの消防団長としての震災経験も詳しく伺うことができました。

 

その後、三陸鉄道に乗って宮古駅に移動し、三陸丼を食べたり、地元で採れた魚をおみやげに買ったりして、国立に帰ってきました。

 

今回は、東日本大震災で津波の恐ろしさを間近で経験した方の貴重なお話を、たくさん聞くことができました。

訪問した学級委員会のメンバー8人は、児童会朝礼や新聞を発行して、全校の皆さんにも訪問のことを詳しくお知らせしていきたいと考えています。

 

学級委員会 2016田老訪問2日目

起床後、男子も女子もそれぞれの部屋で、田老フラワープロジェクトの活動発表をするための練習を自主的に始めていました。

宿を出発し、高台移転先の三王団地を見学しました。まだ建設途中の建物も多くありますが、たくさんの住宅が完成し、町ができ始めていました。

 

田老第一小学校では、田中真喜子校長先生が待っていてくれました。校長先生からは、田老の津波や防潮堤の歴史、「心をみがくこと」についてのお話を聞きました。

その後、5年生18人との交流会です。これまでの「田老フラワープロジェクト」の活動について、私たちが発表をしました。たくさんの感想や質問を出してくれました。

5年生とは、田老第一小の卒業生が作った津波防災カルタも一緒にやりました。津波と防災について学びながら、田老第一小学校の5年生とカルタを楽しみ、仲良くなることができました。

そして、5年生の教室で、給食も一緒に食べました。お互いに質問をしあって、交流が深まりました。最後に、五年生のみんなが玄関の前まで見送りに来てくれました。

 

次に田老漁協に行き、わかめのくき取り体験をした後、いつも食べている真崎わかめについて鳥居さんから詳しく教えてもらいました。真崎わかめ、とろろ昆布のお吸い物、そしてウニも味見をさせてもらいました。

 

1日目に田老第一中学校の三浦副校長先生と出会い、田老第一中学校内にある震災資料展示室「ボイジャー」を見学させて頂くことができました。震災当日のことを知っていらっしゃる用務員の琴畑さんから震災当日の貴重なお話も聞くことができました。

 

宮古魚菜市場を訪問しました。閉店時間が近かったことに加え、台風が連続で来ていた為、地元で取れた魚はとても少なく、買い物を楽しみにしていた児童は残念そうでした。昨年も立ち寄ったお店でお話していると、サーモンのお刺身をプレゼントとして頂きました。

 

最後に、浄土ヶ浜を訪れました。日が沈んでしまうぎりぎりのタイミングだったので、浄土ヶ浜全体がオレンジ色に照らされている美しい光景を見ることができました。

学級委員会 2016田老訪問1日目

台風の接近が心配でしたが、雨足が強まる前には新幹線に乗り、田老に向けて出発できました。JR山田線が不通の為、盛岡から宮古までは車を利用しましたが、宮古駅から三陸鉄道に乗って田老駅に到着すると、『学ぶ防災』ガイドの佐々木さんが待っていました。昨年も田老に来ている三人の児童にとっては、再会となりました。
防潮堤の上でお話を聞き、まわりを見渡してみると、野球場が完成し、新しい防潮堤も作られているところでした。
また、高台移転をした三王団地の住宅も見ることができました。そして今年は、田老観光ホテルの6階に上がって、6階からの景色やビデオを見ることもできました。
国道45号線沿いに新しい店舗が完成した「津田時計写真店」では、現在の田老の様子を新屋さんから聞いて、貴重なビデオも見させて頂きました。津波で流された時計のお話も聞きました。
かりんとうを売っている仮設店舗内の「田中菓子舗」では、閉店時間をだいぶ過ぎていたものの、御主人が店を開けたまま待っていてくれました。楽しみにしていたかりんとうだけでなく、おいしそうなお菓子がたくさんあって、おみやげにたくさん購入をしました。

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