5月は2つの遠足がありました。
まずは11日。高学年の倉岳山遠足です。
頂上への最後の登りが、とても手ごたえのある山です。
夏に天狗岳登山をひかえている5年生にとっては、その力をつけるための、
6年生にとっては全員での最後の登山でした。
低学年は25日に初沢山へ。
高学年遠足に比べれば、楽な道のりに思えますが、1年生にとっては、桐朋学園小での登山の最初の一歩と言えます。
平らな道では、昨年も登った2年生が、ペアの1年生の手をやさしくひく姿も見られました。
中学年は遠足ではなく、3年生は御岳、4年生は西湖での宿泊行事があります。
ここでも登山をします。
桐朋学園小学校にとって、5月は、深い緑のなかへ出かけ、いただきを目指していく季節なのです。
御岳林間学校、2日目の午後にやっと雨が上がりました。
急いで準備をして、近くの長尾平までみんなでハイキングです。
長尾平につくと、そこは山の斜面にぽっかりとあいた開けた場所。
格好の遊び場所です。
ここまで雨のせいで外に出られなかった子どもたちは大喜び。
「やっほー!」
声も伸びやかです。
夜はお楽しみ会。
子どもたちと先生が用意したレクリエーションで、大いに盛り上がりました。
声を出さないアクティビティ。
言葉に頼らず仲間を探すことに成功して、
「声を出していいですよ。」
の合図とともに大歓声。
みんなの気持ちがひとつになった瞬間でした。
くたくたになるまで楽しんだ1日。
寝息が聞こえてくるまでの時間がとっても短かったです。
最終日は多摩川の河原の公園で石の採集。
理科の授業で観察をする予定です。
初めての宿泊行事を終えました。
2泊3日、いっしょに過ごす中で、みんなの成長を感じました。
3年生は奥多摩の御岳に2泊3日の林間学校に出かけました。
出発当日は残念ながら雨降り。
でも、みんなでの初めての宿泊行事。
子どもたちの表情から、楽しみなワクワクの気持ちと、ちょっぴり心配なドキドキが伝わってきました。
山のふもとでバスからケーブルカーに乗り換えて、ぐんぐん登っていきます。
宿舎である御岳山荘は武蔵御岳神社のそばに江戸時代からある宿坊。
建物にも歴史が感じられます。
初日は予定を変更して、ビジターセンターでのクラフトづくり。
枝を輪切りにした台に、ボンドを使って木の実を盛り付けていきます。
みんな楽しそうに一生懸命に作りました。
立体的で大胆な作品が多く見られました。
夜は宿のご主人が雅楽を聴かせてくださいました。
見たこともない楽器に独特の拍の取り方。
神社の宿坊ならではの貴重な経験です。
班ごとに入るお風呂では、公共のお風呂の入り方のマナーを学びます。
お風呂場でしっかり体をふいたかどうかは先生がチェック。
これがなかなかきびしいのです。
食事の配膳は食事係の役目。
食器を置く位置も考えながら、全員分の配膳を行います。
寝る前のふとんしき。初めて経験する子も多くいました。
2人一組で、シーツを広げ、はみ出たところは巻き込ませて…
大広間でみんなで寝るのが、この御岳林間学校の伝統です。
初めての宿泊行事の1日目、これから6年生まで続く宿泊行事の基本を学ぶ1日となりました。
翌日も残念ながら雨降り。
午前中は神社への散歩と、おみやげを買いにいきました。
限られたおこづかいで欲しいものを手に入れられるかどうか。
頭の中で値段と相談するその表情は、これまでで一番真剣だったかもしれません。
4月の終わりに1年生と5年生は昭和記念公園に遠足へでかけました。
1年生送りをしたペアでいっしょに遊びます。
いつもは元気いっぱいに遊ぶ5年生が、今日は自分が遊ぶより、1年生を見守ることを優先しています。
ブランコを後ろから押してあげる姿は、まるで本当の兄弟姉妹のように見えました。
「うれしかった。1年生が楽しそうだったから。」
はにかみながら、5年生がそんな感想を述べました。