桐朋学園小学校

桐朋だより

足のうらで感じる土のやわらかさ 土づくり 3年生

「うわあ!やわらかい!」

「ふかふか!」

今日は畑の土づくりの日です。

はだしになって畑に入った3年生から歓声があがりました。

「それじゃあ、これから肥料をまきます。肥料はたいひ、油かす、ぎゅうふん、けいふんです。」

「えー!ふん!?さわりたくないよ。くさいんでしょ。」

たしかににおいのある肥料です。

でも、初めはいやがっていた子どもたちも、気が付くと笑顔で畑に肥料をまいていました。

 

ふだんの生活で排出されたものが、おいしい野菜を作るための肥料にかわる。

自然や生活における循環については、これからの理科や生活の授業で学んでいきます。

畑ではこれから、多くの作物を作っていきます。(4月20日)

 

空を泳ぐこいのぼり

雲一つない晴天に恵まれたこの日、朝から学級委員の子どもたちがグラウンドに集まっていました。

こいのぼりをあげるためです。

5,6年生の委員の子どもたちが、悪戦苦闘しながら、何とかあげることができました。

 

こいのぼりは、川をのぼり、滝をのぼった鯉が龍になるという言い伝えが由来と聞いたことがあります。

でも、今日の空は、滝というより、本来鯉はいないはずの、雄大な大海原を思わせる空でした。

どこまでも広がる大海原を、ゆうゆうとおおらかに泳いでいく。

そんなこいのぼりの様子は、どこか本校の子どもたちに似ているような気がしました。(4月26日)

たのもしい2年生 学校案内

「ここは調理室だよ。ポップコーンを作るからね。」

2年生が1年生の手をひき、校内のあちこちを案内しています。

その声はどこかほこらしげで、いつもより2年生がたのもしく見えます。

「ここは3年生の教室。授業中だから静かにしててね。

ここがワークルームで、休み時間に遊べるよ。」

2年生もまだ3年生のワークルームでは遊んだことはないはずですが…

 

次は1年生にラジオ体操を教えるそうです。

がんばれ、2年生。

 

本物に触れる1日 6年生

良く晴れた先週の木曜日、6年生は上野の国立科学博物館・国立西洋美術館に見学にでかけました。

西洋美術館では、モネの「睡蓮」、ロダンの「考える人」など、有名な作品ともじっくり向き合うことができました。

グループごとにスクールガイドの方がついてくださり、作品の説明や鑑賞の味わいについてお話しをうかがいました。

ポール・シニャックの「サン=トロぺの港」、その点描という表現に込められた作者の想いには、思わずため息がもれました。

ただひとりで絵を眺めているだけでは気づくことができない視点へ、ガイドの方にいざなわれることで、よりいっそう深い鑑賞ができたように思います。

子どもたちが自分自身の表現を模索していくきっかけになりますように。

4月19日(木)午後 学校の風景

夏があわててやってきたような日でした。

学校のいつもの風景です。

あたたかな図書室 2年生 6年生

図書室の使用が始まる2年生に、6年生が使い方を教えました。

2年生と6年生のペアは、ちょうど一年前に1年生送りを行ったペアと同じです。(1年前の光景

まずは2年生の教室に6年生が迎えに行きます。

待っている2年生のうれしそうなこと、うれしそうなこと。

 

「この本読んで。」

「いいよ。じゃあ、ここに座って。」

 

図書室はあたたかな表情であふれました。

これからたくさんの本に親しんでいってほしいと思います。

 

(1年生は、図書室には行きませんが、教室に隣接したワークルームにたくさんの本があります。)

つないだ手と手 1年生送り 5年生

5年生が1年生の下校に付き添う1年生送りが続いています。

1年生をそれぞれの最寄の駅まで送るのは今日が最後でした。

春、というよりは、初夏を思わせるような緑のまぶしい道を、5年生が1年生の手をとり歩きました。

 

むじゃきに笑う1年生のとなりで、おだやかにほほえむ5年生。

ふだん学校でみせる表情より、ずっと大人っぽく見えます。

誰かに頼られ、誰かを助けることで、自分自身が成長していくのだと、5年生の姿を見ていると思います。

 

ああ、それにしても、なんと優しい光景でしょうか。

 

これからも学校の様々な場面で、よき兄、よき姉として1年生を助けてくださいね。

今 名前を呼ばれた72名は

2年生から6年生までの子どもたちが、そして私たちが、待ちに待った入学式が行われました。

朝、本館玄関で1年生を待っていたのは5年生。

玄関で保護者に挨拶をしたら、1年生の手を取り、北館にある教室まで案内をします。

1年生と同じくらい(ひょっとしたらそれ以上に)5年生も緊張していました。

 

入学式では、担任の先生が新入生ひとりずつの名前を呼びます。

「今 名前を呼ばれた72名は 今日から桐朋学園小学校の1年生です。」

最後に校長先生が、講堂にいるみんなに、そう伝えました。

 

1年生の教室は、5年生が心をこめてかざりつけました。

5年生はもちろん、学校のみんなで1年生を助けていこうと思います。

ようこそ、よろしくね、1年生。

さあ 新しい1年の始まりです 2018年度始業式

「みや林では木々の枝先からみずみずしい若葉がいっせいに芽吹き、ハナミズキは華やかに街を彩っています。歩きながら気をつけて見れば、もう藤の花も咲き始めていますね。11日の入学式まで桜が咲いてくれたら良かったのにと思う一方で、あらゆる色彩が花籠からあふれ出すような春の風景も、何だか新学期にとてもふさわしく思えます。」(始業式 校長の話より)

喜び、興奮、緊張、安心と不安…あらゆる感情が表情からあふれ出すような、そんな1年のはじまりの校舎の風景です。

ひとつひとつの感情を包み込むよう、子どもたちと接していきたいと思います。

今年度もよろしくお願いします。

 

「新学期 さっそく朝から うふふふふ」(片岡 哲郎)

 

昔の暮らしを知る 3学期の授業から 3年生

3学期の3年生の社会の授業では、昔の暮らしを学びました。

おうちの方のインタビューでは、今では考えられないような遊びも…

ひとりひとつ担当を決め、民具のレポートを仕上げ、それを事典にもしました。

学習のまとめはくにたち郷土文化館の見学です。

まずはくにたちの暮らしを記録する会の地域のお年寄りから、灯りの歴史をうかがいました。

ぐるぐる回しても灯りの消えることのないがんどうの仕組みにはおどろきました。

背負子や大八車といった物を運ぶ道具や石うすを回してきな粉を作ることは実際に体験しました。

お年寄りにお話をうかがったり、館内に展示してある道具を見たりすることで、物から暮らしが浮かび上がってきました。

昔を知ることで、今に気づき、その先に思いをはせる時間になったと思います。

みんなが大人になるころには、どんな道具が、どんな暮らしを実現しているのでしょうか。

みんなも考えてみてください。

 

 

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