桐朋学園小学校

一人ひとりの子どもの心のすみずみにまで行きわたる教育を

校長近影

朝、飼育小屋の中から男の子の声がします。「チャボが卵を四つも産んだよ。」次の瞬間、別の女の子が通用門から駆けてきて、「チューリップの花がひらいたよ。」と教えてくれました。それは、社会全体が未だ大震災の衝撃に動揺していた、2011年4月の入学式の翌朝のことでした。

子どもたちの身の回りで、一日一日たくさんの新しい何かが生まれ、それぞれが精一杯に、命の歌を歌っています。その一つひとつが、私たちの心を動かすほどの尊さを持っています。自然の力が生み出す、小さな命の営みに感動することのできる子どもたちは素晴らしいと思います。小学校の生活を通してその心に蒔かれていく種は、いつの日か新しい時代を豊かに創り出していくことでしょう。

桐朋学園小学校は、1959年(昭和34年)4月、児童100人、先生4人の小さな学校として出発しました。それ以来、豊かな緑に恵まれた教育環境を活かして、子ども本来の感受性や人間性を大切にしながら、一人ひとりを心豊かに、賢く逞しく成長させることを一貫して追求してきました。

私たちが、半世紀のあいだ、「一人ひとりの子どもの、心のすみずみにまで行きわたる教育を」という言葉を大切にしてきているのは、そこに小学校教育の本質があると確信しているからに他なりません。

校長 片岡 哲郎

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