桐朋学園小学校

東日本大震災から10年

東日本大震災後、花を送る活動と交流を続けてきた田老第一小学校との絆も10年目を迎えました。

昨年は新型コロナウイルスの関係で、学級委員会が田老第一小学校を訪問することはできませんでした。
当時1歳2歳であった5年生・6年生の委員会メンバーの記憶の中にはない東日本大震災ですが、私たち桐朋学園小学校と田老の人たちは10年間ずっとつながり続けています。

理科室の前に、桐朋学園小学校と東日本大震災、学級委員会活動の10年間をまとめた展示をしています。

 

「真崎わかめ・田老かりんとう」が届きました

11月末に締め切った「真崎わかめ・田老かりんとう受注販売」の申し込みでは、こちらの予想を遥かに上回る注文希望がありました。本プロジェクトの趣旨・願いをご理解くださり、多くの皆さまにご協力いただいたことに深く感謝申し上げます。

引き換え前日の放課後、学級委員会のメンバーは、『田老フラワープロジェクト』に関する様々な資料や「真崎わかめ・田老かりんとう」を紹介する物品の展示・掲示、そして、品物を一つ一つ丁寧に袋詰めする等の準備を、短い時間の中でテキパキと行いました。

そして迎えた12月11日(金)の引き換え当日。「まだか、まだか…」とそわそわしながら列を作り、品物を受け取った際には嬉しそうな表情を見せる子どもたち。また、慌ただしいながらも責任感を持ってキビキビと取り組む学級委員の凛々しい表情も相まって、引き換え場所となった実験実習室は、和やかで温かい雰囲気に包まれたひとときとなりました。

ぜひ、おうちでご家族と美味しく味わいながら、田老の皆さんへの思いを持ってもらえたら…、と願っています。

「真崎わかめ・田老かりんとう」受注販売を行います

毎年、12月の音楽会・2月の発表会に合わせ、『田老フラワープロジェクト』の活動の一つとして、岩手県宮古市田老地区の名産品の一つである「真崎わかめ」と、地元の方々に古くから愛されている「うずまきかりんとう」の販売を行い、交流を続けている田老第一小学校に花の苗を送っています。

しかし、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮して、事前に注文希望を取り、後日、代金と品物を引き換える「受注販売方式」に変更します。

田老地区は、新型コロナ感染症による観光客の減少、昨年秋の台風19号による被災の影響で地元漁業の不漁が続いており、地域経済への影響が未だ大きくみられます。

今回の「受注販売」だけでなく、このプロジェクト全体を通して、田老第一小学校だけでなく、田老地区に住まう方々の力に少しでもなれれば、と願っています。

注文・購入の流れの詳細については、お子さんが持ち帰るプリントをご覧ください。

販売の形態こそ変わりますが、このプロジェクトの趣旨・願いはまったく変わりません。今年度も多くの皆さまのご協力をいただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。

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「真崎わかめ・かりんとう販売」が始まりました

2月17日(月)から、『田老フラワープロジェクト』の活動の一つとして、岩手県宮古市田老地区の名産品の一つである「真崎わかめ」と、田老地区にある田中菓子舗の代表的なお菓子であり、地元の方々に古くから愛されている「うずまきかりんとう」の販売が始まりました。

購入していただいた金額の一部が、交流を続けている田老第一小学校に毎年送っているお花に活かされます。

発表会・学年末保護者会等の各種行事・予定で来校された際は、ぜひご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。

「真崎わかめ・かりんとう販売」が始まりました

12月2日(月)から、『田老フラワープロジェクト』の活動の一つとして、岩手県宮古市田老地区の名産品の一つである「真崎わかめ」と、田老地区にある田中菓子舗の代表的なお菓子であり、地元の方に古くから愛されている「うずまきかりんとう」の販売が始まりました。

皆さんに買っていただいた金額の一部が、交流を続けている田老第一小学校に毎年送っている花に活かされます。

12月は、音楽会・個人面談・学期末保護者会等で来校していただく機会も多くあります。来校された際は、ぜひご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。

学級委員会 田老訪問 3日目(8月24日)

田老で過ごす最終日です。

初日も訪れた三王岩でしたが、この日はすっかり夏空も戻り、海も穏やかになったことから、岩のすぐそばまで行くことができ、自然の力がつくりだす圧巻の景観を味わいました。

最後の訪問先は、いつもかりんとうを送ってくださる「田中菓子舗」。今年は残念ながら御主人である田中和七さんが近隣の高校の文化祭でかりんとうを販売するためにご不在でしたが、奥様が工場の中を案内してくださり、かりんとうをはじめとして、様々なお菓子が作られる様子を丁寧に教えてくださいました。

工場見学の後は、国道沿いにある新店舗へ。かりんとう以外にもたくさんあるお菓子をお土産に買いました。

そして、名残惜しい思いを持ちながら、田老を出発。途中、廃校となった小学校の校舎を生かした「道の駅・三田貝分校」で昼食をとり、盛岡駅へ。東北新幹線に乗車し、全員無事に国立に帰ってきました。

国立駅では、保護者の方がお迎えに来てくださっており、「ただいま」の挨拶をして解散しました。

今回の田老訪問で学んだことを、児童会朝礼等の場でしっかりと報告をするとともに、今後の「田老フラワープロジェクト」をはじめとする学級委員会の様々な活動に生かしていきます。

学級委員会 田老訪問 2日目(8月23日)

朝を迎え、前日からの雨は多少残っていましたが、その後すぐに雨はあがり、青空も顔を見せ始めた中で、2日目最初は、新三王団地に向かいました。

ここは、震災で住まいを失った方々が新たな住居を持つために、山を削って開発された団地で、高台の上に家々が建設されています。震災の復興が着実に進んでいることを実感しました。

そして、いよいよ田老訪問の核ともいうべき田老第一小学校へ。到着すると、筒井裕一校長先生が待っていてくださり、震災の概要や田老一小の震災後の歩みを、スライドを使いながら詳しく教えてくださいました。

その後、場所を移動して6年生17名との交流会。桐朋側からの学校紹介等の発表に続けて、田老一小側からは田老地区の歴史や文化等の発表の後、田老一小の卒業生が作った「津波防災カルタ」を一緒にやりました。

交流会の後は、6年生教室で給食を一緒にいただきました。この日のメニューは「夏野菜カレー」。偶然にも田老の地元で取れた食材を使った特別メニューでした。給食をおいしくいただきながら、互いに趣味や好きなことを話したり、質問をしあったりして、交流を深めました。お別れでは、6年生のみんなが人垣を作って見送ってくれました。

田老一小を出発し、いつも真崎わかめを送ってくださる田老漁協加工工場へ。真崎わかめについて説明をしていただいた後、わかめの芯取り体験をしました。

田老第一中学校では、校内にある震災資料展示室「ボイジャー」を見学させて頂き、震災当日、中学生を懸命に避難させた用務員の琴畑さんから、貴重なお話を伺うことができました。

2日目最後は、宮古市内にある浄土ヶ浜へ。リアス式海岸がつくり出す見事な景観を味わうことができました。

学級委員会 田老訪問 1日目(8月22日)

2014年度から始まり、今年で6回目となる田老訪問。

7時40分に国立駅に集合し、保護者の方に挨拶をして出発。東北新幹線・JR山田線・三陸鉄道リアス線を乗り継ぎ、13時30分に田老駅に到着。

新しく、町の拠点となっている「道の駅・田老」内の『田老潮里ステーション』に着くと、『守る防災』ガイドの小幡さんが我々を待っていてくださり、まずは震災前から田老の象徴であった防浪堤へ。田老では、昔から防潮堤のことを防浪堤と呼ぶのです。その防浪堤の上に立ち、田老地区を見回しながら、震災時の様々な話をお聞きしました。

防浪堤から見える現在建造中の新防潮堤の高さは14.7m。これが完成すると、町からはまったく海が見えなくなるそうです。万が一の際の津波の被害を少しでも軽減するためには仕方がないとはいえ、複雑な思いもある、とのお話には考えさせられるものがありました。

次は、たろう観光ホテルへ。6階から見える田老の風景を見た後、この部屋から撮影された津波の実際の映像を観ることで、津波の怖さを改めて実感しました。

たろう観光ホテルの後は三王岩へ。「地震直後、自ら三王岩に避難したことで現在も生きていられる。」というお話には、瞬時の冷静な判断の大切さを学ばされました。

そして、小幡さんとお別れした後は、1日目最後の訪問先の「津田時計写真店」へ。震災からこれまでの田老地区の様子と変化について、店主の新屋さんご自身が撮り続けている貴重な写真等を見せていただきながら、様々なお話を伺うことができました。

この日の田老地区は、あいにくの雨模様でしたが、学級委員全員が様々なことを学ぶことのできた一日となりました。

真崎わかめ・かりんとう販売のお知らせ

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6月2日(土) 3日(日)に行なわれる桐朋祭の中で、今年も桐朋学園小学校学級委員会による

真崎わかめと渦巻きかりんとうの販売を行ないます。みなさんに買って頂いた金額の一部が、

田老第一小学校に毎年送っている花の苗となり、今年も届けられます。

販売を行なう2年6組では、学級委員会によるこれまでの『田老フラワープロジェクト』の

報告と展示も行なわれますので、ぜひお立ち寄り下さい。

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